タローについて ③
どうも、タローです。
今日も自分のこれまでの経歴を紹介していきます。
前回は所属していたJクラブ下部組織のジュニアユース(中学生年代)からユース(高校生年代)への昇格を果たしたというところまでお話ししました。
よければこれまでの投稿も読んでみてください。
では高校生編のスタートです。
高校生時代
なんとかユースに昇格ができたものの、保留からの合格とまたしても底辺からのスタートとなったユース生活。そしてユースから初めての寮生活が始まり、親元を出て覚悟を決めての生活が始まった。所属しているユースチームは誰が聞いてもわかるほどの超強豪。そんな全国トップクラスのチームに身を置くわけになったわけだが、やはり実力は一番下なため、まったく試合に絡めない状況が続く。Bチームでの試合ですら定位置をつかむことができず、Aチームで試合に出ることなど夢のまた夢だった。
しかしこんな経験は中学で経験済み。試合に絡めずにふてくされている仲間もいたが、プロになるという夢のためにそんなことをしている余裕は私にはなかった。
結局1年生ではAチームの試合に1分も出ないままシーズンが終了した。
しかし2年生から少しずつ状況が変わり始める。今まで全く関わることのなかったAチームに入ることができたのだ。しかもトップチーム(プロ)のセンターバックに怪我人が出たため、トップの練習参加の要請が出た。日本代表選手も在籍するトップの練習参加をアクシデントがあったからとはいえ、ここで体験できたというのは今考えても大きかったと思う。トップの選手のプレーを肌で感じ、全てにおいて圧倒的に劣っていたと感じる。しかし練習参加をしたことにより、サッカーへの熱はさらに高まっていった。
2年生ではAチームとしてすべての公式戦にも帯同することができた。ジュニアユースで磨いたヘディングという武器がユースでも通用し、自信を持ってプレーすることができてきたからだと思う。
そしてリーグ戦初出場、初スタメンを飾り、試合出場時間は多くはなかったものの、確実にレベルアップできた1年になった。
そして2年生の2月、トップチームのキャンプへの参加が決まった。
このキャンプはトップチームのキャンプに数週間帯同し、同じトレーニング、試合をさせてもらうことができるユースならではの経験だ。そしてこれはトップチームへの昇格の最終試験と言っても過言ではないほど重要なキャンプだ。そこに底辺で入団した私が選ばれるとなり、自分でも驚きが隠せなかった。ここで絶対にトップ昇格を勝ち取る。そう心に決め、キャンプに臨んでいった。
しかし現実は甘くなかった。
シーズン開幕前に行われるキャンプということもあり、トップの選手たちもスタメン獲得のために非常に重要なキャンプ。シーズン中の練習参加の時と比べ物にならないくらい激しく、タフな練習だった。そのレベルに全くついていけず、初日から「帰りたい」と本気で思ったくらいの絶望を感じた。必死で頑張るだけじゃ埋めようのない差があった。
結局キャンプを通していいプレーを見せることはできず、キャンプ後も練習試合の参加や練習参加などは何度もあったが、チャンスをつかむことはできなかった。
そして強化部を交えた面談。
「今のままでは昇格の可能性は低い。」
はっきりとそう言われた。
自分でも薄々気づいてはいたが、いざ言われた時のショックは今までのサッカー人生で一番大きかった。高卒でプロサッカー選手になれる可能性はなくなった。
他のチームでのプロ契約を目指すこともできたが、私はそれをせずに大学進学を決めた。もともとトップ昇格ができなかった際には大学へ進もうと考えていたのだ。それはサッカーをするだけではなくサッカーを引退した後のセカンドキャリアなども踏まえての決断だった。そして近年の大学サッカーのレベルは非常に高く、プロ選手を複数人出すチームはもちろん、天皇杯でJ1やJ2のチームを倒すチームも出てきた。このように勉強に励みながら非常に高いレベルでサッカーに打ち込めるのが大学サッカーだった。
そして私はオファーをいただいていた関東1部の大学へと進むことを決めた。
高校時代では、全国トップクラスの選手たちと対戦できたことはもちろん、プロのレベルというのを肌で感じることができた。その経験は現在の大学サッカーでも確実に生きていると実感する。
そしてこれからも高卒の時点では成しえなかった「プロ」という夢を叶えるべく、日々練習に取り組んでいる。
というのが私のサッカー人生の経歴です。
いいこと悪いことを多く経験してきたからこそ今の自分があると思います。
そしてこのブログの目的である「人として成長する」という目的のために、勉強や読書、今までサッカーでしてきた経験などをこれからはこのブログに書いていきたいと考えています。なにか取り上げてほしい題材や、気になることがあったらコメントしていただけると嬉しいです。
もっと人として成長できるよう、毎日を精一杯生きていきたいと思います。
これからもよろしくお願いします。
では。